第二次世界大戦の台湾が舞台のホラーゲーム!1960年ごろの台湾の歴史や文化が反映されているため、時代背景を理解していると深く楽しめます。びっくり系ではなく、じわじわ蝕むタイプの怖さなので、雰囲気系のホラーゲームが好きな方や、歴史に興味があるならおすすめのPCゲームです!
目次
まずはこのおすすめPCゲームの公式トレーラーをチェック!
「返校-Detention-」ってどんなPCゲーム?
ホラーをジャンルとしたゲームは非常に多く、
昔からホラー好きのゲームプレイヤーに愛されてきたジャンルと言えるでしょう。
ホラーにも様々な種類があり、ビックリ系のホラーもあれば日本風のゾクっとするようなホラーもあり、
他にもゾンビなどの怪物による不気味さを押すホラーもあります。
そして、ホラーは、アドベンチャー、アクション、FPSなど
他のジャンルと組み合わさることが多いゲームジャンルです。
特にアドベンチャー系であれば先に進むに連れて予期せぬホラー要素や、
謎を解いていく要素などでプレイヤーの探究心と好奇心を掻き立て、
そして油断してきた頃にホラーの演出が発生するなどの面白さがあります。
そして、今回紹介する「返校-Detention-」もまたホラーアドベンチャーであり、
舞台は1960年代の台湾、架空世界の学校を舞台にしたホラーアドベンチャーゲームとなっております。
このPCゲームの購入先とゲーム仕様について
「返校-Detention-」を購入する場合はPCゲームダウンロード販売サイト「steam」、
またはインディーズゲーム販売サイトの「PLAYISM」から購入する事が可能となっております。
なお、このPCゲームは日本語サポートされておりますので、
字幕もインターフェイスも日本語となっております。
また、DLCとして「返校-Detention-」のゲーム内で使用されていた音楽の
サウンドトラックが販売されておりますので、
こちらも興味があれば購入検討してみてはいかがでしょうか?
「返校-Detention-」のゲームシステムや遊び方
1960年代の台湾が舞台となるホラーゲーム「返校-Detention-」
「返校-Detention-」は1960年ごろの台湾を舞台にしており、
当時の歴史的な背景や習慣、政治色などの様々な要素が組み込まれております。
「返校」は中国語で「下校・学校から帰る」と言う意味がありますが、
タイトルの英語「Detention」は「拘束・監禁」という表現になりますので、
「返校」と「Detention」という言葉が一緒になっているこのゲームでは、
1960年代の台湾における様々な歴史的背景を知る事も出来ます。
ゲームのグラフィックとしてはまるで色あせてしまった古い写真のような背景、
そして陰鬱な雰囲気などがホラーの演出を掻き立て、
プレイヤーに何ともいえない恐怖とホラーな世界観を味わわせてくれるでしょう。
プレイする際に知っておきたい台湾の背景
「返校-Detention-」についてプレイする際、
「当時の台湾の背景を知っておいたほうがよい」という感想やコメントなどを
よく見かけるかもしれません。
というのも、この「返校-Detention-」はフィクションでありながら1960年の台湾が舞台となっており、
当時の時代背景や考え、習慣、政治色もしっかりと描かれております。
1960年の台湾は日本が第二次世界大戦で降参したことによって、
中国の統治下に戻ることになって「やっと祖国へ帰られる」という思いの方もいたようです。
しかし、実態としてはかなり悲惨であり、
台湾の受けた苦しみは1987年頃のまだ近年まで続いていた状態だったのです。
「返校-Detention-」ではその時の背景や世界観がよく描かれており、
当時の台湾についての歴史や文化、そして「どういう状況だったのか?」を知る事ができれば、
よりゲームに入り込んでプレイすることが出来るでしょう。
「返校-Detention-」のストーリー!
1960年代の台湾にある翠華高校に通う学生「ウェイ(本名:ウェイ・チョン・ティン)」はある日、
歴史の授業中に居眠りをしてしまい、
目が覚めるとすでに周囲は薄暗くなっていて誰もいませんでした。
学校から出ようと途中にある体育館を抜けようとした際に
何故か壇上の椅子で眠っている女子生徒「レイ(本名:ファン・レイ・シン)」を見つけて起こします。
レイと学校を出ようとしますが、
彼女が大事にしている翡翠の鹿のネックレスが無いことに気付き、一緒に探すこととなります。
そして、ネックレスを見つけて学校から出ようとしたところ、学校に繋がる橋は崩落しており、
さらに川は真っ赤な血が流れているような状態となっておりました。
二人は一旦学校に戻り、校長室に行って電話で助けを呼びにいこうとします。
しかし、徐々に世界がおかしくなっていき、再びレイが目を覚ました時…。
誰もいなくなった学校を探索
「返校-Detention-」でプレイヤーは「ウェイ」や「レイ」を操作して、
誰もいなくなってしまった薄暗い雰囲気の漂う学校を探索していく事になります。
しかし、学校はまるで異世界のような状態となっており、
幽霊がさまよう恐ろしい空間となっているのです。
ゲームの進め方としてはゲーム画面の中の気になる点をクリックして調べる事が可能となっているので、
画面に気になる物や怪しい点があればクリックして調べてみると、
時には謎解きに必要なヒントやアイテムが隠されていることもあるでしょう。
なお、アイテムなどが手に入る場所によっては「?」のアイコンが出てくることがあり、
調べることでストーリーを進めるのに必要なアイテムが出てくることもあります。
アイテムを使用する場面では
拾ったアイテムをドラッグ&ドロップで使用したい場所に移動させることで、
アイテムが使用されて先に進めるようになります。
幽霊の対処方法
まるで異世界のような状態となってしまった学校を探索していると、
さまよっている謎の幽霊と遭遇することがあります。
とはいえ、こちらには武器や撃退方法などもありませんので、
やり過ごすしか対処方法は無く、戦うことは基本的に出来ません。
対処方法の例としては息を止めることで、
幽霊に気付かれなくなってやり過ごす事が可能となっておりますが、
長い時間息を止めていると意識がぼやけてくるので長時間の利用は出来ません。
また、幽霊が道を塞いでいる時があり、
そのような時は「一膳飯」という死者にお供えするご飯を使うことで気をそらすことができます。
なお、ストーリーが進めば特殊な幽霊なども登場するため、
これらの方法では対処できない可能性もありますが、
ゲームを進めていると手に入ることがあるアーカイブなどを集めることで、
対処方法のヒントが記載されているかもしれません。
まとめ!1960年ごろの台湾の歴史と文化を知ることができるホラーゲーム!
「返校-Detention-」は1960年ごろの台湾の背景などが描かれておりますが、
それはゲームデザイナーの「姚舜庭」氏が
自分の国の歴史を伝えるゲームが無いからと作成されたからです。
「返校-Detention-」はホラーゲームとしても演出などがとても優秀ですが、
当時の台湾がどういう事になっていたのか?という事を知っていれば
より楽しめるゲームともなっています。
じわじわ蝕むようなタイプのホラーゲームが好きなプレイヤーや、
台湾の歴史に興味がある方なら「返校-Detention-」はまさにおすすめのホラーゲームです。