経営シミュレーションとアクションRPGが合体!?ダンジョンに潜って廃れた村を復興させよう!

ダンジョンに潜って村を復興!2D見下ろしのアクションとしてダンジョンを探索。適正価格を見極めながら手に入れたアイテムを売るという経営シミュレーション。二つの要素を併せ持つ本作「Moonlighter」は、アクションRPG好きにも経営シミュレーション好きにもおすすめできる新作PCゲームです!

まずはこのPCゲームの公式トレーラーをチェック!

アリスちゃんは2DのアクションRPGは好きかニャ?
初代のゼル伝みたいなやつか?それならかなり好きやで。
じゃあ経営シミュレーションは好きかニャ?
おう、経営シムも好きやけど・・・どしたん?そのジャンルってなんか関係あんの?
今回紹介するPCゲーム「Moonlighter」はアクションRPGと経営シミュレーションが合体したようなゲームなのニャ!

ゲーム概要

アクションRPGであり経営シムでもある作品

『Moonlighter』は商人となってダンジョン近くにある村の復興と

ダンジョン攻略を目指していくアクションRPGです。

経営的な要素も多めに含まれているため経営シムとしても楽しむことができるでしょう。

要素が豊富で作りこまれているためハマるととことんプレイすることになるはずです。

また世界観も独特で美しいグラフィックも魅力的といえます。

なるほど、両方好きなら一番楽しめるってことか。

今回はsteamにて2,050円で発売中の本作についてみていきましょう。

なお日本語に対応しているので誰でも気楽に遊べます。

開発はスペインの「Digital Sun」

本作を手がけるのは2015年からスペインで活動しているインディーなデベロッパーの「Digital Sun」です。

代表作は本作で、同スタジオの今後は本作の成功にかかっているといえるでしょう。

公開されているチームメンバーは10名と小規模で、

アーティストが4名を占めているという構成になっています。

本作は2016年5月にクラウドファンディングサイトのキックスターターに登場し、

同年7月3日に134,276ドルの資金を集めることに成功しています。

当初設定していたゴールが40,000ドルだったので3倍以上の資金を達成した形です。

クラウドファンティングはたまにはずれがあるから怖いけど、これは大丈夫そうなん?
steamでの評判はほぼ好評だから、そこは心配ないニャ。

ストレッチゴール(目標額以上を達成した際の段階的な公約のようなもの)も全て叶えられているため、

当初計画していた要素は全て詰め込まれていると考えて良いかもしれません。

なお2018年5月29日に発売される前からしっかりとsteam上で情報を開示していますし、

リリース後もバグフィックスを中心としたアップデートも行っています。

きちんとサポートがされるという点はプレイヤーにとって心強い点です。

かなりやる気のあるちゃんとした運営なんやな。

ゲーム内容

荒廃してゆく村で夢を抱く青年

とある時代のとある遺跡、突如として財宝と怪物が沸きあがりました。

いつしかその遺跡はダンジョンと呼ばれ、近くにはリノカという村ができるようになります。

リノカ村には英雄を志す者と商人が集まるようになりましたが、

ダンジョンで命を落とすものが増えるたびに荒廃していきました。

リノカ村で最も古い店の名前は「ムーンライター」といいます。

現在の店主の名前はウィル。

彼は日に日に貧しくなっていく暮らしを耐えながらダンジョンにあるという

「5つ目の扉」を開くことを夢見ています。

こうして商人でありながら英雄に憧れているウィルの物語が始まるのでした。

操作しやすくシンプルなアクション

本作のベースは2Dの見下ろし型視点によるアクションRPGで、

いわば『ゼルダの伝説』『聖剣伝説』的な作品となっています。

ダンジョンは部屋で仕切られており部屋内の敵を倒すと次の部屋へ行けるという形式です。

見下ろし2Dアクションってシンプルに見えて結構難しいのニャ。
ウチも初代ゼル伝ではにウィズローブにめっちゃやられたわ。

取れるアクションはジャンプ行動と回避を兼ね備えるローリングと攻撃で、

攻撃は連続攻撃と溜め攻撃ができるようになっています。

特に複雑な操作は必要としませんが、敵の攻撃が弱いかといったらそんなこともありません。

シンプルな操作でいかに敵の攻撃をかいくぐって倒すかが求められるでしょう。

また難しいと感じたときは難易度を変更してみると良いかもしれません。

ダンジョンへ潜ると危険もいっぱいですが、

その代わり様々なアイテムを手に入れることができます。

それはつまりお店で売る商品を得られるということです。

ただアイテムは装備の作成や強化をする際にも消費されるので、

売るか自分で使うか迷うところとなるでしょう。

ヒントを参考にしてアイテムを売ろう

タイトル名にも採用されているウィルの店「ムーンライター」では

冒険者相手にアイテムを売ることができます。

いわば経営シム的なシステムなのですが、これがユニークでは面白いものとなっています。

まずアイテムに金額をつけて店の中に置いておくと、その前にお客が立ち止まり何事かを考えます。

そして少しするとそのお客の表情アイコンが表示されるのです。

この表情アイコンはアイテムと設定した金額の関係によって決まり、

アイテムの値付けのヒントとなるでしょう。

なお表情アイコンには以下の4種類があります。

目がお金になっている満面の笑み

笑顔

不満顔

うげげーという表情

例えばあるアイテムを100円で売ったとき、お客は笑顔のアイコンを表示して買っていってくれました。

ですがそのアイテムを別のお客に200円で売ったら、

うげげーという表情のアイコンを表示して買わずに帰ってしまったのです。

ここで100円を適正な価格とするのか、150円を試してみるかはプレイヤー次第となります。

通常、RPGの世界では店で決まった価格でアイテムを売ることができますが、

本作ではそういったものは始めから明示されていません。

定価になるであろう価格を探りつつ設定しながら儲けを出すというのはユニークな要素といえるでしょう。

なるほど・・・普通の経営シムともちょっと違うんやな・・・

開店資金をあげて村を復興

リノカ村の掲示板には村でお店を開きたいという方たちの掲示をみることができます。

ただ彼らには開店資金が無く、プレイヤーが援助するしかありません。

そのため援助すればするだけ村の施設をどんどん増やすことができ、

リノカ村を復興できるわけなのですがこれは強制ではありません。

余裕があるときに援助してあげれば良いでしょう。

お店にはそれぞれ特有の役割が備わっているので冒険に役立つはずです。

ここで援助して役に立つ施設を作るか、貯蓄しておくかはプレイヤー次第なのニャ!

柔らかく暖かなグラフィック

本作のグラフィックはほとんどドット絵で描かれているのですが、

滑らかで美しいものに仕上がっています。

それはオブジェクトに境界線を設けていないからかもしれません。

確かにドットやけど滑らかな感じはあるな。
おかげで独特の温かい雰囲気が出てるのニャ。

近年のゲームタイトルではキャラクターの外側を線で囲わないものが多く、

境界線がないため柔らかく暖かい印象を与え手くれます。

またダンジョンの背景などに時折ドット絵を使っていないところもあり、

適材適所といった形でグラフィックが構成されている形です。

まとめ:目の付け所が面白い売値を探るアクションRPG

『Moonlighter』はアクションRPGと経営シムを組み合わせたような作品です。

経営シムというよりは簡易的な市場分析シムといった方が正しいかもしれません。

ただ売価の適正な値を探る点や、流通量の概念を備えているところなどは斬新といえるでしょう。

またアクションRPGとしても面白く歯ごたえのある作りになっています。

本作は枠線の無い近代的なドット絵の表現にも注目したいユニークな作品です。

ダンジョンで大量のアイテムをゲットしてお店で売るという

商人生活に興味があるならおすすめのPCゲームです!

2Dアクションと経営シムの融合って言うからどんなんかと思ってたけど、なかなか面白そうやな。
簡易的とはいえ市場分析するゲームなんてなかなかないからニャ。
ドット絵が滑らかなんも個人的には評価高いわ。ドット特有の方さが無いし。
運営が開発に意欲的なおかげですごく良作に仕上がってるのニャ!