吸血鬼となった主人公を操り真実を探すホラーアクションRPG!このPCゲームは人々を救う医者でありながら、人々を脅かす吸血鬼となってしまった主人公の葛藤を描いたダークファンタジーです。舞台となる1918年のロンドンはオープンワールドで再現されており、探索するだけでも楽しい新作おすすめPCゲームです!
目次
「Vampyr」ゲーム概要
「Vampyr」は、大ヒットゲームの「Life Is Strange」で知られるゲーム開発会社
「DONTNOD Entertainment」が開発を手がけるホラーアクションRPGです。
パブリッシャーは「Styx: Shards of Darkness」などを送り出した「Focus Home Interactive」によって
2018年春頃の発売が予定されている新作PCゲームです。
舞台となるのは1918年のイギリス・ロンドンで、
プレイヤーは「医者」であり「吸血鬼」でもある主人公「Dr. Jonathan Reid」となって、
「生き血への渇望」と戦いながら
市民を苦しめる「疫病」の治療方法も模索することになります。
人の命を救う「医師」と、人の生き血を啜って命を奪う「吸血鬼」という二律背反の存在。
その間で苦しめられる主人公「Dr. Jonathan Reid」の葛藤という
重いテーマが主題となっている本作ですが、
ゲームシステム的には「三人称視点」のアクションRPGに似た体裁となっており、
随所に派手なパフォーマンスや戦闘シーンが登場するのがポイントです。
イギリス中を恐怖に陥れた「切り裂きジャック」事件から
僅か20年後という絶妙な舞台設定と、
実際に1918年から1919年にかけて流行したインフルエンザのパンデミック
「スペイン風邪」を巧妙に盛り込んだストーリーライン。
そして何よりも主人公が「吸血鬼」という設定は、
多くのゲームファンを惹きつけることになるでしょう。
ちなみに本作の配信が予定されている大手ゲームサイトsteamでは、
「日本語インターフェース」及び「日本語字幕」のサポートは発表されてません。
ゲームが実装しているプレイ言語は
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジル語、
ポルトガル語、ロシア語、ポーランド語、イタリア語、中国語の9言語になります。
オープンワールド型のロンドンは探索要素も充実
「Vampyr」の魅力の一つが、オープンワールド型のマップで再現された
「不気味な雰囲気」をたたえる1918年のロンドンです。
最新ゲームに相応しい見事なグラフィックを駆使して描かれる
第一次世界大戦直後の荒廃したロンドンは、
「吸血鬼」が暗躍するという本作の世界観に見合った出来栄えになっています。
さらには一部の建物の内部や地下にも侵入が可能なので、
プレイヤーには「探索」を行う楽しみがあります。
探索を行うと様々な「アイテム」や「手がかり」を発見できるようになっており、
それらの情報をプレイヤーが分析して読み解くことで、
本作に隠されている「吸血鬼の謎」が徐々に明らかになってきます。
重要な手がかりを発見した場合、
主人公の「Dr. Jonathan Reid」は独り言のように呟くことがあるので、
プレイ中は彼のセリフにも注目しましょう。
「超常能力」を駆使する戦闘シーン
主人公である「Dr. Jonathan Reid」は、第一次世界大戦に従軍した経歴を持つ「元軍医」で、
彼は主に「輸血」や「臓器移植」の研究をしていましたが、
イギリスに帰国後、突如何者かに襲われ、
気がついた時には「吸血鬼」になっていたという経緯を持っています。
それ以降は人を救うことを仕事とする「医師」でありながら
「人の生き血」を渇望するという不憫な身の上になりましたが、
彼は「吸血鬼」しか持つことができない「超常能力」も会得したのです。
本作には主人公を襲う「吸血鬼ハンター」が多数登場し、プレイヤーの行く手を阻みます。
もし相手が自分を殺そうとしてきた場合、
「吸血鬼」の「超常能力」を駆使しながら彼らと戦うことになります。
「Dr. Jonathan Reid」が使用できる主な超常能力は「瞬間移動」や「吸血」、
そして相手を空中に念動力で持ち上げて絶命させる「骨砕き」です。
「吸血鬼ハンター」は大勢でプレイヤーを取り囲むことが多いので、
「瞬間移動」を上手く使って相手の攻撃をかわし、隙を見て反撃しましょう。
善人プレイをしたい人にとっては若干抵抗があるかもしれませんが、
皮肉にも本作では「吸血鬼」として立ち回ったほうが戦闘では圧倒的な強さを発揮するため、
生き延びるためには自分自身の「呪われた力」を使う以外方法がないのです。
人々の「素性」と「繋がり」を調べることが重要
「Vampyr」の主人公「Dr. Jonathan Reid」は、
ゲーム内で出会う人々と会話を交わす中で、
物語を進展させるための重要な情報を得ることがあります。
前述のように「吸血鬼」のスキルを利用すれば簡単に人々を犠牲にすることができますが、
ストーリー展開のカギを握っている人を襲って殺してしまうと
物語が進展しなくなる恐れがあるため、注意が必要です。
プレイヤーはゲームを進める中で、本作に登場するNPCの「背景」や「交友関係」について
調べることができるようになっているので、闇雲に人を襲うプレイは避け、
その人が「誰と」繋がり、どのような「素性」を持っているのかを探るようにしましょう。
「Dr. Jonathan Reid」は不幸にも吸血鬼になってしまいましたが、
ロンドンには彼以外にも「吸血鬼」が多く存在します。
登場人物の一人一人を注意深く調べることで、
ロンドンを襲った悪夢の元凶が垣間見えてくるはずです。
また、特定のNPCに礼儀よく接することで、
その人の家に入れてもらえることがあります。
ロンドンを探索して調査する場合には、
あくまで「紳士的」な振る舞いを心がけると良いでしょう。
NPCとの会話には「選択肢」があるので、失礼のない発言をすれば相手も心を許す筈です。
プレイヤーの行動が物語の展開に大きな影響を与える
望まないのに吸血鬼になってしまった哀れな人間が主人公の「Vampyr」は、
プレイヤーの行動によって物語の展開が変わるという要素を持った作品です。
善良なプレイヤーであれば、流行する「スペイン風邪」の被害から
人々を救うために奔走したいと思うでしょうが、
主人公の「Dr. Jonathan Reid」は「吸血鬼ハンター」に命を狙われている身であり、
「人間の血」を欲する呪われた存在でもあります。
「吸血鬼ハンター」の追撃を退けるためには能力を強化する必要があり、
そのためには「吸血鬼プレイ」を続ける必要があるという
「ジレンマ」が本作最大の肝だと言えるでしょう。
中には悪徳の限りを尽くして人々の生き血を啜るだけの
「吸血鬼専門プレイ」に没頭する人もいるかもしれませんが、
それだけでは本作に隠された「真実」に辿り着くことはできません。
NPCを徹底的に調査し、誰と親しくなり、誰から血を吸うべきなのか、
という計画を綿密に立て、
あくまで人間的な良心を持った「吸血鬼」として振る舞うことが、
本作を正しく進めるコツだと言えます。
苦渋の選択をする場面は数多く出てくるでしょうが、
それを乗り越えた先にある「何か」を見つけ、
物語の終わりを見届けることがユーザーの使命なのです。
「Vampyr」は、こんな人におすすめの新作PCゲーム!
「DONTNOD Entertainment」初のアクションRPGとして発表された「Vampyr」は、
技術的問題による発売延期を乗り越え、いよいよ2018年春に登場します。
悲劇的な状況に包まれたロンドンというダークな世界観と、
「人間」と「吸血鬼」の間で揺れ動く主人公の葛藤、
そして「吸血鬼」がロンドンを襲った本当の意味。
これらを解明するのは本作をプレイするユーザーであり、
辛い選択を重ねた者だけが「真実」に辿り着くことができるのです。
「Vampyr」は、ハードボイルドでダークな世界観に惹かれるユーザーにおすすめの
新作アクションRPGです!