あの人気科学アドベンチャーの続編!前作の内容の一部を深く掘り返しさらなる展開を見せる!前作同様、ルートによってエンディングが変化し変わった展開を見せる!「シュタゲ好き」や「SFチックなノベルゲー」が好きな人にはおすすめPCゲーム!
目次
まずはこちらの公式PVをどうぞにゃ!
綿密に練られた物語
『STEINS;GATE 0』は2009年に「5pb.」と
「Nitroplus」の手によってリリースされたノベルゲーム『STEINS;GATE』の続編です。
本作自体は2015年に発売されましたが、2018年5月9日にsteamへと登場しました。
一癖も二癖もある物語の内容はプレイヤーを考察の渦へと巻き込み
『STEINS;GATE』を始めとして様々なメディア展開をするようになりシリーズ化されています。
本作を巡る系譜と立ち位置
本作の内容について深く入り込むとネタバレになってしまうので、
まずは本作が生まれた経緯と立ち位置から整理していきましょう。
少々複雑だったりします。
まず、かつてKIDというゲーム開発会社が存在しました。
作品としてはファミコンソフトの超意欲的な怪作シューティング『サマーカーニバル’92 烈火』の開発や
ギャルゲーシリーズの『きゃんきゃんバニープルミエール』の家庭用機への移植などを手がけています。
シューティングやアクションから次第にギャルゲーへと舵を切り替え
『Memories Off』シリーズを展開するようにもなりました。
ですが経営は時代と共に下火となり2007年には破産することになるのです。
KIDの所有する権利は同業のサイバーフロントへ買い取られ、
ゲーム開発のスタッフは
ドワンゴ・角川傘下のMAGESのブランド5pb.のゲーム開発部門へ移籍することになります。
また5pbの社長であり音楽家でもある志倉千代丸氏は以前からゲーム用の企画を暖めており、
ゲーム開発部門の立ち上がりを契機として
ユニークなストーリー展開のギャルゲーを多数排出しているニトロプラスへ企画を持ち込みました。
そこで生まれた企画が「科学アドベンチャーシリーズ」というもので、
その第一作目が2008年発売の『CHAOS;HEAD』となります。
『CHAOS;HEAD』は5pb.とニトロプラスの共同開発という形で進められ、
続編である『CHAOS;HEAD NOAH』や
スピンオフ作品の『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu』のリリースに成功しました。
こうして「科学アドベンチャーシリーズ」が成功を収めることで第二弾の開発が始まります。
それこそが『STEINS;GATE』なのです。
『STEINS;GATE』は2009年にリリースされてから
各種スピンオフ作品を生み出し
本編発売から6年後の2015年に『STEINS;GATE 0』を発売することになります。
そして時がたちsteamにも登場したというわけです。
ただその間にも科学アドベンチャーシリーズは続いていたりします。
科学アドベンチャーシリーズの第3弾は2012年リリースの『ROBOTICS;NOTES』で、
第4弾は『CHAOS;HEAD』の続編として2014年にリリースされた『CHAOS;CHILD』となります。
時系列からみると『STEINS;GATE 0』は「大枠となるシリーズの第2弾の続編」という形です。
本作はKIDの倒産による5pb.へのスタッフの移籍、志倉氏の熱意、
ニトロプラスでのプレゼン成功など様々な要素が噛み合って生まれた作品といえるでしょう。
もちろん前作やシリーズ第1弾の『CHAOS;HEAD』が成功しなければ生まれなかったかもしれません。
中々複雑な系譜を辿っている作品といえます。
まずは前作をプレイするのがおすすめ
本作はノベルゲームであり、きちんと前作が存在しています。
また舞台も前作を踏襲しているため、
正直なところ「前作をプレイしたプレイヤーに向けられた作品」といえるでしょう。
開始時点から前作未プレイの場合、
大きなネタバレをされてからスタートすることになります。
また世界設定や使われている用語、
キャラクターなどについての知識が無ければ十分に楽しむことは難しいでしょう。
まずは前作をプレイしてから本作に触れることをおすすめします。
ストーリーのさわりに触れるだけでもネタバレになるので内容については
「前作のバッドエンド風味な地点からスタートする」とだけしか紹介できません。
深く考えたくなるSF要素
本作の世界には「世界線」という概念が導入されています。
SF作品ではしばしば現在私達がいる世界とは異なり
永遠に交わることのない平行世界というものが仮定されますが、
世界線の概念はこれを否定します。
世界は必ず1つのルートだけを辿り、
ありえた未来は可能性に過ぎず必ず1つの世界へと収束するとのこと。
ただこれを改変できる手段として(ここがフィクションの強いところなのですが)
タイムマシンや特殊能力を作品世界では用意しています。
果たして過去改変によってどのような影響が生じるのか、
待ち受けている運命をどうやって切り抜けるのか、
そういったSF要素が本シリーズの肝となるのです。
また本作独自のタームも数多く使われているため、理解するのに時間がかかるかもしれません。
ですがそれらを理解したときにはより本作にハマッていることでしょう。
深い考察の渦に巻き込まれる快感を味わえる作品です。
前作プレイ後に遊んでみよう!
『STEINS;GATE 0』は「5pb.」と
「ニトロプラス」による科学アドベンチャーシリーズ第2弾である前作『STEINS;GATE』の続編です。
世界観や設定は前作をもろに踏襲しているのでまずは前作からプレイしましょう。
また各種メディア展開もしているので、前作と本作のアニメを視聴した方にとってもおすすめできます。
といってもアニメを見ている途中だと先にアニメのネタバレを体験することになるでしょう。
考察しがいのある作品なので、しっかりと準備してからプレイしたい作品です。
まとめ:ファンなら楽しめる『STEINS;GATE 0』
シュタインズゲートゼロは前作の内容と繋がる部分が多く、
前作をプレイした方にはとてもやりごたえのある作品となっているのではないでしょうか?
もちろん前作同様、様々なルートが存在しルートによってエンディングが変化します。
そんなシュタインズゲートシリーズは
2011年には『STEINS;GATE』が、2013年には劇場版が、
そして2018年には本作『STEINS;GATE 0』がアニメ化しているため、
多くのファンからの支持を集める作品といえるでしょう。
そんな本作はsteamにて3,480円で販売されています。
なおジャンルはもちろんノベルゲームです。
濃密なSF感あるノベルゲームがしたい人にはおすすめPCゲームです
絶対トゥルーエンドに辿りついてみせるにゃ!!