オンラインで遊べるトータルウォー!このPCオンラインゲームはRTSを簡略化したようなゲームであり、プレイヤーは300人もの古代の軍隊を操って他の軍隊と戦うことになります。無料ゲームなので少しでも興味があるなら遊んでみてくださいね。
目次
まずはこのPCオンラインゲームの公式動画をチェック!
ありそうでなかったジャンル
リアルタイムストラテジー(RTS)は
『Starcraft』や『Age of Empires 2』といった作品を要するジャンルで
世界的な支持を集めています。
現代におけるe-Sportsの代表的な存在である『League of Legend』や『DOTA2』も
RTSがベースとなっているため
意外と日本人にとっても身近なジャンルになりつつあるといえるのかもしれません。
ですがRTSは極めれば極めるほど奥の深い世界であり複雑な内容だったりします。
そんなRTSの要素を簡略化しウォーゲームとしたものが本作『Total War:ARENA』といえるでしょう。
RTSから資源管理や施設建造といった複雑な部分を取り除き
戦闘要素のみを抽出した作品が本作なのです。
なお正確には余り聞き慣れないゲームジャンルですが
「リアルタイムタクティクス」というものに分類されています。
開発は「Wargaming.net」
本作を手がけるのはウォーゲームの開発で知られるWargaming.netです。
同社はこれまで主に兵器による戦闘を楽しむ事ができるオンラインゲームを開発・運営してきました。
空戦の『World of Warplanes』海戦の『World of Warships』
それから戦車同士の戦いが楽しめる『World of Tanks』 などのタイトルを擁している状況です。
これらはいずれも兵器による戦闘を複数人で楽しむというものなのですが、
本作『Total War:ARENA』は古代の軍隊を操って戦闘することになります。
一気に時代設定は後退しましたが面白さという点ではもちろん引けを取る事はありません。
なお本作は「The Creative Assembly」というデベロッパが手がける
『トータルウォー』というシリーズ作品だったりします。
2000年にリリースされた『Shogun: Total War』から始まり、
舞台や時代設定を色々と変えながら続編が発表され
2016年にはミニチュアゲーム『ウォーハンマー』の世界観をベースとした
『Total War: Warhammer』が発売されている形です。
本作はいわば『トータルウォー』シリーズを
ウォーゲームの代表的なデベロッパーである「Wargaming.net」が
オンライン版に落とし込んだゲームといえるでしょう。
プレイヤーが操れる軍勢
このPCオンラインゲームでは軍勢を楽しむ事ができるのですが、
軍勢の1単位は部隊であり、部隊は100人の兵士によって構成されています。
また各プレイヤーは3つの部隊を操ることができるため、
1プレイヤーあたり合計300人の兵士が所属することになる形です。
プレイ人数は10vs10なので合計20人となり、
合計の部隊数は20人×3部隊で60部隊、兵士数は60部隊×100名で6,000人ということになります。
1つの戦場に兵士が合計で6,000人も登場するオンラインゲームというのも珍しいことですが、
さらに多人数対戦ができるというのもユニークな点です。
イメージとしてはそれこそRTSゲームの先頭部分だけ抜き出したような感じとなります。
複数の部隊を適宜操作しつつ戦況を有利にもちこみ敵を殲滅するわけですが、
通常のRTSのように新たな兵士を生産するということはできません。
いわば300人という自分の手ごまをいかに消費させず
相手の手ごまをいかに消耗させていくかが勝利の鍵となるでしょう。
フィールド上の陣地を占領したり敵部隊を全て壊滅させれば勝利となります。
仲間のプレイヤーと協力しながら勝利を目指していきましょう。
まるで『WoT』的なつくり
本作は「Wargaming.net」の手がける『World of Tanks(WoT)』と全体的に似たつくりをしています。
各部隊には司令官を配置することができ、
各国の技術ツリーが存在し経験値を消費することで
ツリーを開発していくことができたりするのです。
そのため『WoT』をプレイしたことがある方なら直ぐに馴染めるでしょう。
「Wargaming.net」の作品に特徴的なユーザーインターフェースですが
一度慣れれば簡単に把握できるつくりとなっています。
4つに分類される兵の種類
本作で使える兵種!
歩兵
最も基本的な兵士で「剣兵・両手武器歩兵・槍兵・長槍兵」などが存在。
それぞれ強みが異なるため扱いには注意が必要です。
例えば両手武器歩兵は遠距離攻撃に弱いものの強力な攻撃力を有していたり、
長槍兵は正面からの防御が固いものの側面を突かれれば直ぐに崩壊するでしょう。
一番平均的な能力を有しているのは剣兵となります。
騎兵
馬に乗り敵を屠る兵士で「騎兵・弓騎兵」が存在します。
騎兵の役割はその機動力を生かした陣地の早期占領や敵の投射歩兵の壊滅です。
また敵側に騎兵がいた場合、味方の投射歩兵の危険となるため
早めに処理することが求められるでしょう。
弓騎兵は高速な投射歩兵として機能することができますが、攻撃力は高いとはいえません。
投射歩兵
様々なものを投げつけて敵を攻撃する兵士で「投石兵・投槍兵・弓兵」が存在します。
射程は投石兵が最も広く、投槍兵が最も短いのですが攻撃力は射程に反比例する形です。
近接戦闘しかできない部隊に対して一方的に攻撃することが可能ですが
近づかれると無力な状態になるでしょう。
特に敵の騎兵には気をつける必要があります。
攻城兵器
戦場の脅威となる「投石器・小型弩砲・大型弩砲」が存在します。
いずれも攻城兵器なのですが、
本作に限っては敵部隊を壊滅させる対人兵器と言った方が正確かもしれません。
強力な攻撃力を有するのですが移動速度は遅く近づかれると壊されてしまうでしょう。
的確な戦術の下で運用できればとてつもない脅威となる兵種です。
基本的にはこれらの兵種で部隊を作り、
計3つの部隊を組み合わせて戦場で戦っていくことになります。
そのため剣兵3つの部隊や、弓兵2つに剣兵1つといった組み合わせも可能だったりするのです。
特に投射歩兵は近接的な攻撃に弱いため剣兵を1つは編入しておくと良いでしょう。
もちろん自分の発想次第で自由な組み合わせで戦っていくこともできます。
士気の重要さ
本作では部隊ごとに士気という概念が導入されています。
言いかえればこれは「部隊のやる気」のようなもので、
高ければ高いほど部隊の性能は良くなりますが低くなると逆に逃げ出してしまうのです。
士気は劣勢になったり意表をつかれたら下がりますし、
司令官のスキルによっても変動するので注意しておきたい要素となります。
これは日本製シミュレーションゲームの『信長の野望』や
『三国志』シリーズにも採用されている概念なので、
これらの作品をプレイしたことがある方にとっては馴染み深いものといえるでしょう。
司令官のスキル
各国にはそれぞれ部隊を率いる司令官が複数存在し、それぞれスキルを所有しています。
このスキルを発動するタイミングによっては戦況を覆すこともできるので
その一部をチェックしておきましょう。
ローマのゲルマニクス
Heavy Infantry Charge:速度・加速・突撃にボーナスがつく
ギリシャのレオニダス
Hold The Line:士気上昇
蛮族のアルミニウス
Infiltration:敵側のチームから見て味方に見えるよう偽装する
司令官は合計で3つスキルを使うことができ、また他にも色々な能力を有しています。
ゲームを進めながら色々な司令官を使ってみましょう。
体験しておきたい独自のプレイ感
『Total War:ARENA』はRTSの戦闘部分だけを抜き出したようなオンラインゲームで、
合計300人の兵士を動かして敵軍と戦うことができるゲームです。
10vs10のマルチプレイができるため、フィールドには計6,000人の兵士が登場する形となります。
通常のRTSよりかなり簡略化されているため気軽に楽しめますし、
無料でサービスが展開されている形です。
珍しい形のPCオンラインゲームなので是非一度遊んでみてくださいね!