あの「Arakane Studios」が送るSFサバイバルホラーついに爆誕!今作は宇宙空間の恐怖を描いたSFホラーで、今年の初めに日本でも完全に日本語ローカライズ対応した新作PCゲームです。本格的なアクションと恐怖感を味わいたい人におすすめの最新PCゲームです!
目次
まずはこのホラーゲームの魅力がわかるPVをチェック!
11年ぶりに復活!「Prey」ゲーム概要
「Prey」は、ゲーム開発会社の「Arakane Studios」が開発を手がけ、
2017年5月4日にパブリッシャーの「Bethesda Softworks」から
発表・発売されたFPS(一人称視点)型のアクションシューティング系ホラーゲームです。
プレイヤーは近未来を舞台とした宇宙空間を
漂う宇宙ステーション「Talos Ⅰ(タロス1)」の乗組員「モーガン・ユウ」となり、
船内で巻き起こる数々の不気味な出来事を調査することになります。
このホラーゲームでは声優による吹き替えを含む日本語ローカライズ作業が全て完了しているので、
「日本語インターフェース」「日本語字幕」「日本語吹き替え」で
楽しむことができる点が大きなポイントです。
一般的に集中力が要求されるFPSゲームは、
英語音声・日本語字幕でプレイしていると画面に集中できないことがあるので、
プレイに集中できる「日本語吹き替え」はとてもありがたい存在だと言えるでしょう。
このFPSは当初2006年に発表された初代「Prey」の開発チーム「Human Head Studios」と
「Bethesda Softworks」の共作による続編という形で開発をスタートさせましたが、
2014年に開発自体が一旦白紙撤回され、
その後「Arakane Studios」と「Bethesda Softworks」の共作によって
復活したという経緯を持っています。
当初「Bethesda Softworks」が発表した続編の概要とは違い、
物語や設定自体には大幅な変更点があるので、
「続編」と言うよりは「リブート作品」といった趣になっていますが、
初代の登場から実に11年ぶりとなるこのPCゲームの登場に歓喜したファンも多いことでしょう。
「Arakane Studios」らしいゲーム世界
この新作PCゲームの開発を担当したのは
「Dishonored」シリーズの開発で知られる「Arakane Studios」です。
1999年にフランスで設立されたこのゲーム開発会社が脚光を浴びるきっかけとなった
2012年の作品「Dishonored」では、
物理エンジン「Unreal Engine」を使用したスピーディーな描画と、
絵画作品のようなオリジナリティ溢れるキャラクター造形が高く評価されました。
その「Arakane Studios」らしさや特徴はこのホラーゲームでも大いに炸裂しています。
実際製作会社を全く知らないままプレイを進めていたとしても、
「何か「Dishonored」に似ているな」と感じる場面があるはずです。
このFPSのキャラクターの造形や各種武器の発動パターン、
美意識が高いグラフィック描写や怪しげなエフェクト描画などはまさに
「Dishonored」そのものです。
舞台こそ宇宙空間ではありますが、自社の強みを最大限に活かしたこのアクションゲームは、
「Arakane Studios」らしい美学と魅力に満ち溢れています。
「Dishonored」の世界観と演出方法、
そしてゲームシステム全般を楽しめた方は、きっとこのサバイバルホラーも好きになるはずです。
主役は「ストーリー」と「ティフォン」
「Prey」に登場するキャラクターは主人公を含め、
全て美男美女ではありません。
どちらかと言うとあまり印象に残らない顔が特徴です。
日本のゲーム会社が製作するゲームでは登場人物が全て美男美女になっている場合が多いので、
海外ゲームのキャラクターに慣れていない人は
このPCゲームのキャラクター造形に違和感を覚えるかもしれません。
しかし「どこかにいるかもしれない顔つき」がこのPCゲームに絶妙なリアリティを持たせています。
このアクションゲームはストーリー自体が難解で、
ミステリー要素とSF要素、
そしてホラー要素がブレンドされた濃い世界観を持っています。
さらにこのアクションゲームではプレイヤーを恐怖に陥れる
未知の生命体「ティフォン」が強烈な印象を放っています。
つまりこのPCゲームの主役は「ストーリー」と「ティフォン」であり、
それ以上に主人公が目立つ必要はないと考えられたのでしょう。
実際FPSゲームの画面では主人公の顔や全身像を見る機会が極端に少ないので、
プレイ中は全く気になりません。
謎の生命体「ティフォン」
このアクションゲームで主人公が目にすることになるのは、
人類の能力を拡張する実験に利用されていた謎の生命体「ティフォン」です。
「ティフォン」には人間以上の素晴らしい能力があり、
「ミミック」「ファントム」「テレパス」「ウィーバー」「ポルターガイスト」「ナイトメア」などの
様々な生態を持っているのが特徴です。
ただしこの生命体は人間に対して攻撃的なので、
このサバイバルホラーでは完全なる敵となって立ちふさがります。
能力拡張実験に利用されていたことでもお分かりの通り、
「ティフォン」の能力は取り込むことができます。
「PSIスキル」と呼ばれるこの特殊能力は
「サイコスコープ」で「ティフォン」をスキャンすることで得られるようになっていますが、
スキャンし続けるのが難しい場合が多いので、獲得には苦労することでしょう。
アイテム収集要素や探索要素も充実
宇宙ステーション「Talos Ⅰ(タロス1)」には様々なアイテムが点在しており、
それらを収集して「リサイクラー」と呼ばれる機械に入れると「分解」され、
プレイに必要な「回復キット」や「弾丸」などを作成することができます。
拾えるものは全て無駄にならないシステムになっているので、
ゲームプレイを優位に展開するためにも、
宇宙ステーション内はくまなく探索しておきましょう。
さらに探索を続けていくと武器の「設計図」を発見する場合があり、
入手すればアイテムの製造にかかる手間を省くことも可能です。
成長システムが異なるゲーム体験をもたらす
プレイヤーは「ニューロモッド」と呼ばれる項目で自身の能力を進化させることができます。
所謂「スキル要素」となる「ニューロモッド」の画面では
「サイエンティスト」「エンジニア」
「セキュリティ」「エネルギー」「モーフィング」「テレパシー」の6項目を
進化させられるようになっています。
そしてそれぞれの項目がツリー状に分岐しているので、
自分が獲得したい能力を選択しながらキャラクターを成長させることが可能です。
獲得能力によってゲームプレイやアプローチ方法が全く変わってくる
このシステムは「Dishonored」でも見られたもので、
プレイヤーが自分が得意とするプレイスタイルに沿った成長要素を選べるのがポイントです。
全ての能力を進化させることはできないので、
事前にどのような成長を遂げたらゲームを優位に進められるかを考えておくと良いでしょう。
選択した能力次第では全く別のゲームプレイが楽しめるこの最新PCゲームは、
周回プレイに強い作品だと言えます。一度本編をクリアしたら、
今度は前回とは異なる能力を選択してプレイするのも一興です。
攻略方法が何通りも存在するこの自由度の高さこそが「Arakane Studios」作品の真骨頂です。
「Prey」は、こんな人にオススメ!
孤立した宇宙ステーション内での惨劇を描いたこのサバイバルホラーは、
歯切れの良いFPSアクションシューティングと謎解き要素、
そして身の毛もよだつ恐怖体験を楽しめる作品です。
プレイヤーに様々な形態で忍び寄ってくる「ティフォン」は本当に不気味で、
思わず背筋がゾクッとする場面が何度もあることでしょう。
丹念に細部を描写したグラフィックは美しく、探索要素も豊富なので、
長時間プレイしても全く飽きることはありません。
「Prey」は、SFとホラー要素が融合したFPS作品を楽しみたい人にはオススメの作品です!