どこか懐かしさを感じさせるクラシックな雰囲気のMMORPG!要所要所の作り込みも非常に丁寧であり、インターフェースもシンプルなのでMMORPG初心者でも遊べます!現在はサービスが終了してしまっているためプレイすることはできません。
目次
公式トレーラーをご覧ください!
紹介元:Arcane Hearts様
王道路線を行くMMORPG!「Arcane Hearts」ゲーム概要
「Arcane Hearts」は、韓国のゲーム会社「PlayWorks」が開発した
基本無料(一部課金制)のブラウザ型MMORPGで、
日本では2016年7月8日から「株式会社ウィローエンターテイメント」が配信を開始しました。
その後2017年8月31日に配信サービスが一旦終了したため、
現在日本国内でゲームをすることはできませんが、
1年弱の期間、MMORPG好きなユーザーを楽しませてくれた作品なので、
復活することを期待して待ちましょう。
「Arcane Hearts」の舞台は、「中世ヨーロッパ」にインスパイアされた
MMORPGの王道とも言える架空のファンタジー世界で、
ここでは「精霊」と「人間」の戦いをベースとした物語が展開します。
プレイヤーはスタート時に
「ウォリアー(戦士)」「メイジ(魔法使い)」「シャーマン(呪術師)」
という3種類の職業から一つを選択できるようになっており、
その後は様々なクエストをこなし、敵と戦いながらキャラクターを成長させていきます。
2D見下ろし型の画面で繰り広げられる「Arcane Hearts」の冒険世界は
「古き良きMMORPG」を想起させ、どこか懐かしい感触を持っています。
また、煩雑になりがちな最近のMMORPGのインターフェースやゲームシステムを極力排除し、
MMORPG初心者でもすぐに遊べるような設計になっている点もポイントです。
尚、「Arcane Hearts」は日本語インターフェース及び字幕に対応済みなので、
誰でも気軽にプレイすることができます。
懐かしさを感じるグラフィック
ブラウザ型MMORPG「Arcane Hearts」の特徴は、
MMORPG黎明期に出たタイトルが持っていたような2Dグラフィックによる描画です。
現在では多くのMMORPG作品で3Dモデルを取り入れることが主流になっていますが、
あえて完全2Dグラフィックを採用して製作された「Arcane Hearts」には、
どこか懐かしさを覚えます。
「Arcane Hearts」に登場するフィールドや建造物などのオブジェクト、
そして各キャラクターには緻密に描き込まれた精細なテクスチャが使用されており、
その丁寧な作り込みには好感が持てます。
また、各種ウィンドウ画面に表示されるキャラクターのイラストは
美麗な仕上がりで、ゲームに高級感を付与することに貢献しています。
3Dモデルが本格的に導入される前のゲーム業界では、
2Dグラフィックを駆使していかにゲーム世界をリアルに表現するかに重きが置かれていましたが、
「Arcane Hearts」のグラフィックからは、
このようなかつての2Dグラフィック全盛時代の作品が持つ面影を感じることができます。
インターフェース
「Arcane Hearts」の基本プレイ画面が見下ろし型となっており、
プレイヤーは自分が操作するキャラクターを
三人称視点で中央に見ながらゲームを進めていくことになります。
画面左上には自分が操作するキャラクターのイラストと
レベル、HPとMPが表示され、戦闘を行なっている場合には
その右横に敵キャラクターのステータスが表示されます。
また、画面右上には現在地を知らせるミニマップと地名が表示され、
画面下部には各種のアイテムがスロットにアイコンとして表示されます。
オンラインで活動している他プレイヤーの情報は画面左側に表示され、
自分が起こしたアクションは文章形式で画面中央及び右側に表示される仕組みです。
これらはMMORPGとして平均的なインターフェース構成であり、
またクラシックな配置なので、一旦慣れれば各種情報の把握が容易になることでしょう。
尚、ローカライズされた日本語のフォントも適切なサイズで読み易くなっており、
文字も綺麗になっている点に好感が持てます。
簡単にレベルアップできる「自動狩り」システムを実装
MMORPGの醍醐味は敵との戦闘とそれに伴うレベルアップ要素ですが、
時にこれらは「作業感」を生み出す要因にもなります。
基本的にはレベルを上げるほど多くの戦闘が必要になり、
それを苦痛に感じるユーザーも出てくるのが現状です。
「Arcane Hearts」ではこの「作業感」を伴う戦闘シーンを解消すべく、
「自動狩り」というシステムを導入しています。
これはプレイヤーが設定を行うと、
操作キャラクターが自動的に任意の敵を攻撃するモードで、
この間プレイヤーは一切操作する必要がありません。
レベルを上げるために多くの時間を費やすことが珍しくないMMORPGの戦闘で
このようなシステムが実装されるのは歓迎すべき試みであり、
このシステムによってプレイヤーの負担は大幅に減少します。
実行した「自動狩り」の結果はウィンドウに表示されるようになっており、
「獲得経験値」「獲得ゴールド」「治癒ポーションの使用量」「マナポーションの使用量」
などが一覧で確認できます。
尚、本モードでは戦闘中にプレイヤーキャラクターのHPが減少した場合、
自動で回復を行う仕組みなので、強そうな敵と対戦する場合には
あらかじめ回復剤を用意しておいた方が良いでしょう。
アップデートでは「ギルド攻城戦」も実装
「Arcane Hearts」は配信サービス開始から3度の大型アップデートを行ってきましたが、
現時点で日本最新となるアップデート「チャプター4 古の火竜」では、
新規対戦型コンテンツとして「ギルド攻城戦」が実装されています。
この「ギルド攻城戦」は、ギルドランキング上位にいるギルド同士が拠点を巡る
攻防戦を展開できるコンテンツで、勝者になったギルドには
今後のゲームプレイで有利になるアイテムなどが与えられる他に、
特別なダンジョンが提供されます。
また、このアップデート「チャプター4 古の火竜」では、
プレイヤーのレベルキャップが60にまで引き上げられ、
多くの新装備品や敵キャラクターが追加されました。
残念ながら「Arcane Hearts」の日本配信サービスが終了してしまったため、
現時点ではこれらの追加コンテンツを実装した本編を楽しむことはできません。
しかしもし今後復活した場合には、
新規プレイヤーはこれらのアップデートが実装された状態から楽しめるかもしれません。
期待して待ちましょう!
「Arcane Hearts」は、こんな人にオススメ!
MMORPGが持っている複雑な操作を一部簡略化し、
参入の敷居を低くして製作された「Arcane Hearts」は、
MMORPG初心者にはオススメのゲームです。
グラフィックを見ると前世代的な感じは否めませんが、
要所要所の作りは非常に丁寧で好感が持てます。
韓国では1位を獲得したこともある人気の作品だったので、
日本での配信が終了してしまったのは残念でなりませんが、
現在本作をベースにしたスマホ向けMMORPG「Arcane」が好評配信中なので、
ゲームの世界観を味わって見たい方は、そちらをプレイしてみるのも良いでしょう。
「Arcane Hearts」にもスマホとの連携を視野に入れて開発を進めていた時期があったので、
もしかしたら今後はクロスプラットフォームに対応して戻ってくるかもしれません。
日本での配信は1年弱と短命に終わってしまいましたが、
2DMMORPGとしては非常に面白い作品なので、奇跡の復活を待ちましょう。
「Arcane Hearts」は、クラシックな雰囲気を持つMMORPGをプレイしたい人にはオススメのネトゲです!